親思う程子は子でない
2010.06.04 15:41|雑記|



「ママー?ママは何から生まれてきたの?」
と息子1が聞いて来たので
「ママのママのお腹からだよ」
と答えると食いつく訳でもなく
「ふーん」
と
「1は何から生まれてきた?」
と私が聞いたら
「ん?卵からだよ?」
と
そんな息子1(4歳)が登山だったんです。
うちの園の、昔からある行事で4歳児は年1回、
5歳児は年2回円山で登山をします。
今まで毎年毎年
年中さんや年長さんの登山の出発を、
「お兄さんお姉さんいってらっしゃ~い♪」
と毎年見送ってはいたものの
自分の子は娘の登山も5年も前で
今年自分の子の番になるとやっぱり
「うちの子まだ4歳なのに…」
と、娘の時同様の過保護ぶり
うちの園は、割と子供たちへのクエストが多く
運動会の種目も毎年年中さん年長さんはやらなきゃならない種目が決まっていて
今年は背より高い壁をよじ登りそこから飛び降りる種目が決まっていて
来年には竹の棒をよじ登りタンバリンを鳴らして降りてきて
裸足で走る種目が決まっています。
うちの息子たちは、背が低いんです。
だから戸板も他の子より登るの大変だし
登り棒も他の子より多く登らないとならないし…
高い高い声で
「ママー?1くんね、今日いーっぱい走ったの♪バイクみたいだったんだよー♪」
とニコニコしてるような
まだまだ赤ちゃんなのに…
戸板も円山も
登れる訳がない…
うちの従業員さんが、そうブツブツ言ってる私を慰めてくれて
「大丈夫ですよ。私のお友達、ハイヒールでそこの山登りましたもの。」
…酔っぱらいを基準に考えても心配なんですけど…
と消えぬ心配を抱えながら
ただ、
何故かうちの4歳児の腕には力こぶ
むっちり筋肉質の息子1
「ブン!ブン!ブ~~~ン!」
と言いながら走り
バイクみたいだったんだよ♪っていうか
あんたは卵からでなくてスズキかカワサキから生まれて来たんだよと言いたくなるような
明らかに体育会系か武闘派
こないだも家の前で自転車で転倒
「………いってえぇぇ~~~♪」
と言っただけで立ち直り
私が帰った時には顔半分すり傷で笑顔
ママ慌てて冷やす
いや冷やしても傷だから意味無いし息子1迷惑そう
だから、実は心配は全くしなくていい
けど、まだ赤ちゃんでいてほしい親心
そんなんで登山当日
「ハチが来ないように、白っぽい服装がいいです。」
なんもそこまで白くなくても…という位の純白のジャージ上下
ジャージを着ると、
「1くん元カレにそっくり~…」
と顔を赤らめる先生ひとり
坊主でジャージの青年は街で見かけるけれど
なんか複雑
お弁当しょって出かけていきました。
次の日の朝先生から
「1くんね、
『あ~面白い面白い♪迷路みたいだね♪くるくる回る道だね♪』
ってニコニコして登ってってあっという間に上まで行っちゃったんですよ~
すっごい可愛かったです☆」
すぐ想像つくチョロチョロ走る小人の姿
「1、楽しかった?」
「ん?なにが?」
だいたいの親と子はよくすれ違う。
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